「ちがうよ!ゆうこりんだよ。IN アートスクウェア」
~デジカメの中のかけがえのない私~
ふぉと by ゆうこりん
2012.5.22(火)~ 2012.6.24(日)
社会福祉法人むそう/障害者支援施設アートスクウェア にて
半田市長根町3-1-11 TEL:0569-20-2577
■月曜定休日 ■10:00~15:00営業
※最終日の15:00よりお茶と軽食にて交流会を開催します。
どなたでもご参加いただけますので、ぜひお立ち寄りください。
お問い合わせは
052-775-6226
hnaf@msj.biglobe.ne.jp
代表者 永田 尚子
出生前に、「障害があるので長く生きられないかもしれない。生まないという選択肢もある。」と,
先生に言われた子が、
なんと21歳になり、親亡き後の人生も考えることができるようになったのは、
日ごろから彼女に関わり、ご支援くださる皆さまのおかげです。
さて、娘の20歳の記念に「なぜ私が写真展を開こうと思ったのか?」、
それは20年分の「ごめんね」があるからです。
彼女が写真を撮り始めたころ、同じような写真や真っ黒の写真があり、
SDカードが一杯になってしまいました。
私は良かれと思い、彼女になんの断りもなく、要らなそうなファイルを削除しました。
すると彼女は、「どこいった?くろいの!」と聞いてきました。
「あれ要らないからお母さん消しちゃったよ。」というと、
目に涙を浮かべて「どこいった?くろいの!」と何度も訴えてくるのです。
その時私は、自分が土足で彼女の心に上り込み、
勝手に彼女の心の一部を消してしまったことに気が付きました。
今思えば、彼女が生まれてからずっと、
「重度の子だから何もわからない、何も自分ではできないし決められない。」と思い込み、
悪気はなかったにせよ、何度彼女に悲しい思いをさせてきたことでしょう。
今回皆さんに見ていただく写真は、彼女の心そのものです。
彼女の中には、21年分の「刹那」が一杯詰まっています。
そしてそのひとつひとつが彼女にとっては大切なかけがえのない自分であり、人生です。
おバカな親ですが、ようやく彼女の豊かな人生を認められるようになりました。
ぜひ皆さんにも彼女の豊かな人生を感じていただけたら幸いです。
また、「なぜ、ゆうこりんなのか?」とお思いの方もみえると思います。
彼女には私たち夫婦が思いを込めてつけた「明日香」という名前がありましたが、
写真を撮り始めたころから、自分のことを「ゆうこりん」というようになりました。
「ゆうこりん」とは「裕子さんみたいになりたい」自分なんです。
「明日香さん」と呼ばれると、「う~ん、ちがうよ!ゆうこりんだよ。」と言って皆にアピールしてます。
結構はっきり言い切ってます。
彼女はなりたい自分、生きていきたい自分、大人になった自分、そういうものをちゃんと持っているんですね。
彼女の写真は、大好きなものが家族から仲間へと広がっていってます。
私が置いてきぼりを食うのもそう遠い話ではなさそうです。
その時は、ちょっと離れたところで、私も彼女に負けないように自分の足でちゃんと立っていようと思います。
ゆうこりんになった娘の母
立派な思い出に残る写真展がやりたかったわけではなく、
手前味噌に自分の子供がアート活動をしていることを伝えたかったわけでもなく、
ただただ、娘にもちゃんと心があることがわからなかったおバカな日々への悔恨と、
彼女の人生だから彼女自身と周りの人々が繋がってほしい気持ちでいっぱいです。
これからもこのことを伝え続けたいと思ってます。
~デジカメの中のかけがえのない私~
ふぉと by ゆうこりん
2012.5.22(火)~ 2012.6.24(日)
社会福祉法人むそう/障害者支援施設アートスクウェア にて
半田市長根町3-1-11 TEL:0569-20-2577
■月曜定休日 ■10:00~15:00営業
※最終日の15:00よりお茶と軽食にて交流会を開催します。
どなたでもご参加いただけますので、ぜひお立ち寄りください。
お問い合わせは
052-775-6226
hnaf@msj.biglobe.ne.jp
代表者 永田 尚子
出生前に、「障害があるので長く生きられないかもしれない。生まないという選択肢もある。」と,
先生に言われた子が、
なんと21歳になり、親亡き後の人生も考えることができるようになったのは、
日ごろから彼女に関わり、ご支援くださる皆さまのおかげです。
さて、娘の20歳の記念に「なぜ私が写真展を開こうと思ったのか?」、
それは20年分の「ごめんね」があるからです。
彼女が写真を撮り始めたころ、同じような写真や真っ黒の写真があり、
SDカードが一杯になってしまいました。
私は良かれと思い、彼女になんの断りもなく、要らなそうなファイルを削除しました。
すると彼女は、「どこいった?くろいの!」と聞いてきました。
「あれ要らないからお母さん消しちゃったよ。」というと、
目に涙を浮かべて「どこいった?くろいの!」と何度も訴えてくるのです。
その時私は、自分が土足で彼女の心に上り込み、
勝手に彼女の心の一部を消してしまったことに気が付きました。
今思えば、彼女が生まれてからずっと、
「重度の子だから何もわからない、何も自分ではできないし決められない。」と思い込み、
悪気はなかったにせよ、何度彼女に悲しい思いをさせてきたことでしょう。
今回皆さんに見ていただく写真は、彼女の心そのものです。
彼女の中には、21年分の「刹那」が一杯詰まっています。
そしてそのひとつひとつが彼女にとっては大切なかけがえのない自分であり、人生です。
おバカな親ですが、ようやく彼女の豊かな人生を認められるようになりました。
ぜひ皆さんにも彼女の豊かな人生を感じていただけたら幸いです。
また、「なぜ、ゆうこりんなのか?」とお思いの方もみえると思います。
彼女には私たち夫婦が思いを込めてつけた「明日香」という名前がありましたが、
写真を撮り始めたころから、自分のことを「ゆうこりん」というようになりました。
「ゆうこりん」とは「裕子さんみたいになりたい」自分なんです。
「明日香さん」と呼ばれると、「う~ん、ちがうよ!ゆうこりんだよ。」と言って皆にアピールしてます。
結構はっきり言い切ってます。
彼女はなりたい自分、生きていきたい自分、大人になった自分、そういうものをちゃんと持っているんですね。
彼女の写真は、大好きなものが家族から仲間へと広がっていってます。
私が置いてきぼりを食うのもそう遠い話ではなさそうです。
その時は、ちょっと離れたところで、私も彼女に負けないように自分の足でちゃんと立っていようと思います。
ゆうこりんになった娘の母
立派な思い出に残る写真展がやりたかったわけではなく、
手前味噌に自分の子供がアート活動をしていることを伝えたかったわけでもなく、
ただただ、娘にもちゃんと心があることがわからなかったおバカな日々への悔恨と、
彼女の人生だから彼女自身と周りの人々が繋がってほしい気持ちでいっぱいです。
これからもこのことを伝え続けたいと思ってます。
by p_dust
| 2012-05-15 11:05
| おしらせ